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自家製ジャム

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志賀高原の麓の山ノ内町、信州中野市では果樹栽培が盛んで、7月8月が最盛期です。
さくらんぼ、巨峰、りんこ、桃の他にもブルーベリー、プラムも生産しています。あまり知られていませんが、ブルーベリーもプラムも生で食べることができます。海外産の苦酸っぱいブルーペリーと違って、甘酸っぱい夏の味覚です。

初夏の頃になると、完熟してお店に並べることが出来ない、いわゆる「はね出し」のフルーツが、いろいろな果樹農家の友達から集まってきます。こ の大量の果物を、果実酒にしたり、ジャムにします。

ジャムで一番簡単なのが、ブルーベリージャムです。
ブルーベリーにグラニュー糖をまぶして2時間くらい放置しておくと、自然にブルーベリーの水分が出てきます。それをそのまま弱火でゆっくり煮ていくとできあがります。

プラムはひと手間かかります。
プラムを半分に割り、種を取ってグラニュー糖をかけ、ゆっくり弱火で煮ていきます。すると自然に皮が剥けてくるので、皮を取り除いてまた煮ていきます。これは完熟の採れたて新鮮な果樹だから出来る技です。

初夏の夜なべ仕事のひとつですね。
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自家製しそジュース

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長野県では、7月になると一斉に梅を漬け始めます。
以前は家庭で梅としその葉を作って梅を漬けていました。
今では庭に梅の木はあるけれど、しそは作っていない家も増えていますから
スーパーにしその葉が山盛りになり、漬け物用の塩や、果実酒用のホワイトリカーがなくなります。
その梅に伴い、大量にできるしそで作ったジュースを、
グリーン期だけお風呂場に、カフェでは通年お出ししています。

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梅を漬けるにも、ジュースを作るにも、しそは無農薬であることが最大条件です。
雑草のように生えてるしそを無造作に刈ってきた、というようなしそをよく洗い、水とお酢とクエン酸に浸し、2昼夜置いておきます。これで、しそジュースの原液ができあがります。
これを水で8〜10倍に割ったものを飲みます。毎年、10リットル程度の原液を作ります。
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自家製りんごジュース

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タキモトでは約10年ほど前から自家製リンゴジュースをホテルでお出ししています。
親戚が果樹農家をしており、そこの林檎シーズンの規格外林檎を使ってジュース搾りをしています。毎年一升瓶150本から200本を作業所が借りられる3時間の間に手作業で作っていきます。

信州中野というところに農産加工所があり、そこではいろいろな農産物加工品が、機械ではなく手作業で作られています。農家の方々が、ジュースやジャムをここで作っています。毎年リンゴが終わる12月の10日前後にジュース搾りをします。秋から今にかけていろいろな品種の林檎が混ざるので、甘過ぎずすっぱすぎない、程よいリンゴジュースが出来上がります。

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1|持ってきた林檎を大きな洗浄機で洗っていきます、ここで虫食いなどを切り落としたり跳ねていきます。同時に、瓶を煮沸消毒するために大きな煮沸機械に入れていきます、これは一度に50本煮沸でき、2台ありますから100本消毒できます。
2|洗った林檎は、これも大きなジューサーにかけていきます。ジューサーなのでこの段階の林檎はすりおろしりんご状態です。
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3|さらに、木綿の布で手搾りで濾していきます。手で搾りきれない搾りかすと、ジューサーで出たかすを集めて更に万力で搾っていきます。
4|搾ったジュースを大きい鍋で90度まで煮て、灰汁を取ります。入る添加物は色止めのビタミンCのみ。ビタミンCしか入れませんから販売することは出来ません。販売するには、様々な添加物を入れて保健所さんの許可を取らないとできないのです。なので、売ってほしいと言われても売ることができないのです。
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5|瓶詰め作業です。熱いリンゴジュースですから、気を抜くと大やけどをしてしまいます。皆慎重に大急ぎで詰めて行きます。瓶の口いっぱいまでジュースを入れ、栓をしたら完成。いっぱいまで入れるのは、菌が繁殖してしまうからです。

栓をした瓶を洗ってケースに戻しトラックに積み込み作業完了!
ぜひご賞味くださいね!